2022年3月31日木曜日

COVIC最終日、相談センターを通して...


昨年9月半ばにCOVICの対応を実質的に初めて以来、本日でCOVICは終了します。

COVICが当NPOシンガで今まで運営してきた相談センターと異なった大きな点は、行政からの受託ではなかったことです。

みんなの外国人ネットワーク ヘルスプロジェクトの協力を得て実施した、民間の相談センターです。「行政として」ではなく、「市民団体として」市区町村役場のワクチン担当窓口とお話しすることができました。

また、相談対象が外国人やその支援者であり、ワクチンの相談に特化し、全国対応を行ったことも特徴的です。

現場で対応するコーディネーターらは、医療保健の専門ではないため、ワクチンに関する医学的な質問があった際には、みんなの外国人ネットワーク ヘルスプロジェクトのメンバーからアドバイスをもらうことができました。とても恵まれた体制だったと思います。

さらに、協力を得たと言えば、ベトナム語チームです。

ベトナム語と日本語が可能なボランティアさんらに協力を得ました。ベトナム語チームのフェイスブックにベトナム語で相談があった際、COVICのコーディネーターに日本語で訳して説明をしてくれました。

COVICのコーディネーターは、その相談に対して調べたり予約の代行をするなどして、またベトナム語チームから相談者に返信してもらうやり取りを多く行いました。

このように、COVICの運営には多くの人に協力をしてもらい、今日、半年間の対応を終えます。

私は今までNPOシンガで外国人向けの相談センターに関わり、主に在留資格や生活相談を中心に相談を受けてきました。そこで、外国人の医療保健の分野が中心になる事はあまりありませんでした。

そして、コロナ禍になってからは、昨年度はTOCOS(東京都外国人新型コロナ生活相談センター)、今年度はCOVICに関わりました。

この経験で、医療保健の課題が大きいこと、医療はどのような立場の人にも保障されるものであることを痛感しています。

最後に。

コロナという感染症がこれほどまでに広がらず継続しない世の中であればよかった、と思う一方、今の状況だからこそ一緒にお仕事ができたり、出会えた方々がいました。

それぞれが携わる分野が違うものの、外国人の医療保健の課題に対して想いを同じくし、相談センターに協力いただいたことに感謝しています。

今後も、私は外国人相談の現場で対応を続けます。COVICの経験を次の現場でも活かしたいと思います。

(コーディネータ― R.A)


2022年3月30日水曜日

相談件数が減った=接種できた方が増えたかな!


今年の10月に始まったCOVICは始まったばかりの時に相談件数にあんまりありませんでした。

11月ぐらいからは急に相談件数が増えました。
自治体との交渉、サポートなどでたくさんの方がワクチン受けられたと思います。中にはCOVICの力だけで受けられなかった方々もいました。その方たちのことはCOVIC としてとても残念だと思っています。

3月に入ってからワクチンの相談件数が急に減りました。これは受け残った方が少なくなってきたことかなと私はポジティブに考えています。

1回目ができたら大体2、3回目は問題なくできると思いますので今後皆スムーズにワクチンを受けられることを信じます。

(コーディネーター M.S)

2022年3月29日火曜日

COVICも残すところあと2日


明後日の木曜日、3月31日でCOVICは終了します。

3月に入ってからの相談件数はそれほど多くないので、1回目の接種が終わっていないという相談は今後もそれほど増えることはないでしょう。

10月からスタートしたCOVICが支援をして、無事に1回目の接種を終えた人達の3回目接種が始まるのは4月から5月頃ですが、3回目なので、比較的スムースに接種ができるだろうと考えています。

COVICが終了しても、1回目の接種を希望する人達が自治体の窓口で困った時に、ワンストップ相談センターや国際交流協会などの助けを得て、無事に接種できるといいなと思っています。

1日も早くコロナが終息して、小さな子どもからお年寄りまで、マスクなしで笑顔で暮らせる日がきますように!

(コーディネータ― Y.T)

2022年3月28日月曜日

接種証明書がすぐに欲しい!


先日も接種証明書が必要という相談がありました。都内に住む技能の在留資格の方が3月31日に帰国予定で、急いでいるとのことでした。

この相談は友人の外国人からの電話で、本人は日本語ができない、接種してから他区に引っ越しした、今の住所は知っているが元の住所はまだ聞いてない、帰国は1週間後という状況。

もしかしたら間に合わないかなとも思われる案件でした。友人からは英語はわかるのであとは本人とやり取りしてほしいと頼まれました。

接種した自治体のサイトを見ると「紙の接種証明書の申請は郵送のみ、日数がかかるので早めの申請を」と書いてありました。郵送申請は外国人にとってハードルが高いことが多く時間もかかるので、窓口での申請ができないか確かめることにしました。

コールセンター経由で区の担当課に問い合わせていただき、窓口申請OKとの返事が来ました。直接担当課に問い合わせると、申請の際に英語のサポート可、接種証明書の受け取りも窓口で可とわかり一安心、1週間後に間に合いそうです!

窓口申請になると申請書のダウンロードは不要、本人確認などの書類のコピーや返信用封筒の用意も不要になって、手続き自体が楽になります。

接種券の申請手続きなど郵送やサイトからの申請を求める自治体が多いです。感染予防の必要もありますし、窓口に申請者が大勢来れば業務に差し支えるので致し方ないところもあるでしょう。それでも窓口を小さくでも開けてもらえると助かる人がいます。

(コーディネーター S.O)

2022年3月25日金曜日

3回目のワクチン接種をどうするか?

3回目の接種券が届きました。1,2回目はファイザーのワクチンを接種したので、3回目はモデルナにしようと思っていたのですが、3/22の読売新聞で、群馬県職員のアンケート調査で1・2回目ファイザー製接種の後、3回目モデルナ接種で6割弱が「副反応重くなった」という結果がでたという記事を読んで悩んでいます。

私は1,2回目とも副反応が酷かったので、重くなったと聞くと「う~ん」となっていて、まだ予約をしようという気持ちになれません。

今後、4回目、5回目の接種とさらに副反応が重くなったら・・・

3回目はファイザー、モデルナどちらにするかも迷いますね。

(コーディネーター Y.T.)


2022年3月24日木曜日

みんなの外国人ネットワーク(MINNA)より


みんなの外国人ネットワーク(MINNA)は、COVICの活動に協力する機会をいただいています。
MINNAの役割の一つは、COVICの活動の意義を、広く伝えることではないかと思っています。他の新型コロナワクチン接種に関するコールセンターや相談窓口との比較でCOVICの特徴を考えてみました。

市町村の新型コロナワクチン相談は接種会場の案内や予約、都道府県のそれは個別の医療相談等の問い合わせに多言語で対応する役割を担っているようです。
また、厚生労働省のコールセンターは、新型コロナワクチン接種に関する国レベルの通知や事務連絡等に関する情報を提供することに特化しています。
一方、国際交流協会やNGOが運営する外国人相談センターの中には、在留資格や労働、教育、差別や偏見など総合的な外国人相談の一環として、新型コロナワクチン接種に関する問い合わせに応えているところがあります。

COVICは、ワクチン接種券を受け取れるか不安な方々、市町村の窓口に問い合わせてもワクチン接種券を受け取ることができなかった方々らが、全国から電話をかけてきます。
電話を受けているのは総合的な外国人相談の経験が豊富な相談員(日本人とネパール人)で、医学・医療面でわからないことがあれば、医師がバックアップする体制を整えています。
相談員は、電話をかけてくる人のニーズを把握し、情報を提供し、必要なサービスを紹介するだけでなく、彼らに伴走し、あるいは彼らに代わって、自治体のコールセンターや役所等の関係機関に連絡し、場合によっては外国人特有の課題や厚労省の事務連絡の内容について説明しながら解決策を探るケースワークの役割も担っています。

さらに、ベトナム人の医療従事者らのグループから、COVICの存在をベトナム人コミュニティに知らせてもらったり、接種券の入手に苦労しているベトナム人とのコミュニケーションやフォローアップに貢献してもらったりしています。

(みんなの外国人ネットワーク M)

2022年3月23日水曜日

取材を受けました

 

とあるテレビ局からCOVICの現場について取材をしたいとのことで、CINGAの事務局にいらっしゃいました。

取材では、COVICのことや外国人相談のこと、今起きているウクライナの難民、アフガニスタンの難民のことなど、たくさんのことをお話しすることができました。

外国人向けの相談センターの中にいると当たり前になっている対応方法について、外から見るとそうではない、ということに気づかされました。

外国人や日本人でさえ、ワクチンの接種券を希望して自治体に電話をかけてうまく通じずに、申請ができなかったケースで、COVICから電話をかけると、うまくつながることが何度もありました。

その理由として、COVICが様々なケースを扱っていることや、在留資格について自治体の担当者に理解しやすく説明をすることで、外国人のバックグラウンドを正確に伝えることができたことが要因だと思います。

また、自治体には単に予約を受け付けているコールセンターから、接種券発行までになっているところや、接種券発行については担当課が異なるケースもあります。

適切な窓口はどこだろう?と、正確な情報を得るまであきらめない姿勢も重要です。

外国人への対応というと言葉の壁がまずは思い浮かぶ人が多いと思いますが、それ以上に必要とされていることがあることを、取材でお話しして再認識しました。


(コーディネーター R.A)


2022年3月22日火曜日

国と一緒に味経験が変わる子供

赤ちゃんはお母さんのお腹の中から味蕾ができ、味覚は3歳位までに決まると言われます。
子供の食事や味は家族の食習慣で決まります。

日本で生まれた外国人の子は日本の食材や味(離乳食)で育った子がほとんどだと思います。日本は市販の離乳食が多くてお母さんにはとても便利なものです。ここまでは困りません。

しかし子供を連れて自分の国に帰る時に子供がごはんを食べてくれないとよく聞きます。急に今までと違う味や食材を口に入れると食べないのは当然ですね。
急に初めて違うものを口に入れると大人でもびっくりするからこどもは大人よりも味蕾が発達しており味覚が大人の3倍あるようです。


3歳位までたくさんの味の経験(勉強)させた方がいいですね。それで時々できる範囲で自分の国の味や食材などを食べさせるのが良いと思います。

(コーディネーターMS)

2022年3月18日金曜日

急に体形が変わった

外国人が日本に来てしばらくしたら太った・痩せたと言う方が多いです。

特に留学生の場合は自国であんまり仕事した経験がない方が多いですと日本に来て急にアルバイトをしながら学校行って、自炊になるとストレスを感じることが多いです。
逆に家族と離れて友達と自由な生活ができて気づかず食生活や睡眠などのバランスが崩れる方もいます。3食きちんと時間に食べない、好きな物/量だけたべる、簡単にできる物だけ食べる、外食などのアンバランスが急に始まり太ってしまう方がいます。
またアルバイトや学校で食べる時間がない、味が会わない、料理できないなどで痩せてしまう方もいます。このような生活のリズムが壊れて病気なって帰国する方もいます。

食べものってただ食べるだけではないですね。

https://www.maff.go.jp/j/balance_guide/

(コーディネーターMS)


2022年3月17日木曜日

居住証明書とは?


ワクチン接種券は基本的に住民登録をしている自治体から発行されますが、現在は住民登録をしていない短期滞在や仮放免の人などにも接種券を発行してくれる自治体が増えています。その際の手続きで必要になるのが「居住証明書」です。

自治体が本人の住所を把握できていないので、実際に自分の自治体に住んでいる人なのか?郵送する接種券が確実に届くのか?といった不確実性を補う書類ということでしょうか。

公共料金の領収書、賃貸住宅の契約書、本人宛の郵便物が証明になると言われることが多いですが、相談者の中にはそうした書類を用意することが難しい人もいます。友人のアパートに居候しているといったケースです。何を証明と認めるかは自治体によっても異なっています。

昨日相談を受けた人も友人宅に住んでおり、そうした書類がないので何か他のもの、ネットで購入した商品の送り状などでもよいか自治体に聞きました。
そういう前例がなかったのか内部で検討してもらった結果、送り状でもOKとなりました。最近はネット通販の送り状も認知されてきて、即答でOKと言われるようになっています。居住証明のためにタイミングを合わせて商品を注文したような人もいました。

その他、自分宛に郵便を出す、知人にハガキを送ってもらう、友人のアパートの大家さんに一筆書いてもらって本人がその住所に住んでいることを証明してもらったこともありました。

周りの人の協力や自治体の柔軟性も助けになります。

(コーディネーター S.O)

2022年3月16日水曜日

ワクチン接種証明書発行の対象は?


在住外国人の間でも接種がある程度進み、出国・入国の制限が緩和されてきたので帰国を考える人が出てきたようです。COVICにも接種証明書に関する相談が来ます。

今年1月に、住民登録のない人には発行できないと言われたという話を友人に聞いて不安になった仮放免の人から接種証明書を発行してもらえるか?という相談を受けました。

最近も接種証明の相談があったので、今の状況を調べてみました。

厚労省のサイトを見ると「予防接種法に基づく新型コロナワクチンの接種を受けた方を対象に発行します。」と書いてありました。
1月に調べたときは、住民登録をしている人が対象と言われた気がします。同じサイトにはこのような情報がありました。

新型コロナワクチン接種証明書に関する Q&A(令和4年1月 12 日版)
https://www.mhlw.go.jp/content/000822919.pdf
Q 3-2 日本の住民ですが、外国籍の場合、接種証明書は発行してもらえますか。(12 月20 日更新)

A 日本に住民票がある場合、又は、居住実態があると市町村において認められ、接種券の発行を受けた場合で、予防接種法に基づいて実施された新型コロナウイルスワクチンの接種を受けていれば、国籍・地域を問わずに、申請に基づき発行されます。

住民票がある人に限らず、市町村が居住実態を認めた場合は証明書を発行してもらえそうです。厚労省のコールセンターに確かめたところ「戸籍や住民登録がない人でも自治体がやむを得ない事情があると認めた場合には証明書の申請が可能」といった案内になっているそうです。
1月に問い合わせた時とは異なる回答のような・・・。

短期滞在などの人から接種証明書をとりたいと相談された時には、このQ&Aを念頭に置いて自治体と話をしようと思います。

(コーディネーター S.O)




2022年3月15日火曜日

コロナワクチンナビと詐欺

厚生労働省は、日本語、やさしい日本語、英語、中国語で新型コロナウイルスワクチン接種の総合案内としてコロナワクチンナビ(https://v-sys.mhlw.go.jp/)を提供しています。

この情報をもう少し多くの言語で提供してくれていると、3月末でCOVICが終わっても安心できるかもしれないと思いました。

なお、このページに赤文字で「ワクチンナビ」に似せたサイトの詐欺行為のことが注意事項として書いてありました。
銀行口座やクレジットカードの情報を求める詐欺行為にワクチンまで利用されているのかとびっくりしました。

(コーディネーター Y.T.)

2022年3月14日月曜日

増上寺で開催された結核健診にCOVICが参加しました

3月12日(土)に東京都が増上寺で開催した無料結核健診に、外国人向けの無料健康相談会の開催があり、そこにCOVICも参加しました。





雲一つない天候に恵まれ、換気も抜群のテントの下で実施しました。

訪れる外国人の方はほとんどがワクチン接種を済まされており、まさに、「相談がないことは良いこと」という状態でした。

1名、コロナに感染後、1回接種して、2回目の接種が必要ないと思われていた方がいました。健康相談を担当していた医師から、2回目も接種した方が良いとアドバイスを受けることができ、予約をする予定となりました。

普段、リモートで対応をしているため、こうして集まって横のつながりができたことが、大きな収穫でした。

(コーディネータ― R.A)

2022年3月11日金曜日

入管法の法律の言葉って!


法律の言葉は軽く読めばわかる気がします。

しかし深く考えるとわからなくなったり、勘違いしてしまったりすることが多いです。
このような言葉は外国人だけではなく日本人も勘違いしていることがあります。

外国人になるとさらに分からなくなるのが当然だと思います。
専門家によると法律の言葉はそのまま伝えるのではなく相手のレベルに合わせて説明をする必要があります。

(コーディネーターM.S)

2022年3月10日木曜日

「あなたのことをいつも応援しているよ」−移住者を支援するいろいろな方法について


海外から来日中の方達が困っていたら支援したいという気持ちの「根っこ」に、私自身が海外に住んで現地の方に助けられた経験があります。

その中で忘れられない経験を一つ。英語圏に留学していろいろ苦労していた時、大変そうな私の姿を間近に見ていたその国の同級生がある日突然、プレゼントを手渡してくれました。

何だろう?と硬い包みを開くと、そこには聖書の日本語版と日本語の文庫本(長編小説)の2冊が入っていました。彼女がクリスチャンであることは知っていたので聖書はなるほどと思ったのですが、日本人作家が書いた文庫本には驚きました。

日本語の活字に「飢えていた」私にはとてもうれしい贈り物でした。いったいこの本をどのように見つけ出し、入手したのか??インターネットを通じてだとは思いますが、そこまで私のことを気にかけてくれていたことにびっくりして感激したことを憶えています。

「あなたのことをいつも応援しているよ」という気持ちの表し方にあんな方法もあったんだなあと、10年以上経った今も手元にある文庫本を目にする度に思い出しています。

(みんなの外国人ネットワーク(MINNA)A.I)

2022年3月9日水曜日

リモートワークには太陽が大事

COVICで相談を受けるメンバーは全員、リモートで仕事をしています。

2020年4月から1年間、携わっていた相談センターもリモートでした。

つまり、リモートワークを初めて2年。

コロナ禍になったときに住んでいた自宅の仕事部屋は、北側の日の当たらないところにありました。そこで、毎日毎日、暗く仕事をしておりました。しばらくして、脚のしびれが続き、病院に行ったら、ビタミンDが不足していると言われました。

リモートワークに慣れていなかったので、ひたすら家で仕事をこなし、運動も忘れる日々。日光に当たる機会が激減しました。

そうこうして1年が過ぎ、自宅にいる機会が圧倒的に多くなると、家の中に物が多いことが気になりだしました。

引っ越す予定もないのに、毎週末のように断捨離を続け、ついに、本当に引っ越しました。

今住んでいる新しい自宅は、以前より狭くなったものの、物を減らしたお蔭で、気持ちが身軽になりました。

なんといっても仕事部屋が南側にあります。窓から空が見え、ふと見上げて気分転換を図れるようになり、体調は良好。

太陽って、大事だなあ、と思う日々です。

(コーディネータ― R.A)



2022年3月8日火曜日

みんなが安全になるまで、誰も安全ではない

3月2日(水)に

外務省主催で開催された令和3年度「外国人の受入れと社会統合のための国際フォーラム」で、国際移住機関(IOM)のアントニオ・マヌエル・デ・カヴァーリョ・フェレイラ・ヴィトリーノ事務局長が基調講演をされました。

その中でとても印象的だったのが、「No one is safe until everyone is safe.」という言葉でした。

講演の中で、現在84カ国で自国に滞在している外国人が正規滞在者か非正規滞在者かどうかというステータスに関係なく誰でも接種ができるという報告がされていました。

長く続くコロナ禍において、日本でも希望する誰もがステータスに関係なくワクチンの接種ができることがとても大切だと思います。

そうすれば、日本は「みんなが安全なので、誰もが安全」と言えるようになりますね。

(コーディネーター Y.T.)


2022年3月7日月曜日

2回目接種後に住民票を異動した時の手続き

先日、

夫(S氏)が3回目のワクチン接種をしました。
S氏は、自称 人よりワクチン接種希望が強いタイプで、3回目は1、2回目と別の県で接種することになり、接種券を逃さないぞ、と念入りに下調べをしていました。
それでも、接種券発行手続きはやや大変だったようで、日本語がわからない外国人には絶対無理だろう、と話していました。

窓口で転入届を提出するだけで3回目の接種券が自動的に届けられるわけではなく、手続きが必要です。
しかし、S氏の場合、転入窓口では、こちらが聞かないない限り案内はなかったそうです。
質問したら、3回目のワクチン接種券の手続き方法が書かれた紙(日本語)をくれました。

手続きは、以下の必要な書類を郵便または窓口に保健所に送ります。
①接種券発行申請書【3回目接種用】(様式)word / PDF
②接種歴がわかる書類(1回目・2回目)の写し
③身分証明書④委任状(本人または同一世帯員以外が申請する場合)
(市役所のホームページにも同じ案内があります)

S氏は郵送を選びましたが、「受理しました」という案内が来るわけではないので、接種券が届くまで不安だったと話していました。

なんでマイナンバーカードもあるのに、ワクチン接種証明書も発行しているのに、
自動的にならないのだろう…とS氏のモヤモヤはつきなかったようです。

COVICには、S氏と同じように、1回目と2回目の接種自治体が違う方などからの相談もあり、その都度、自治体の方との対話をしながら解決につながっています。
日本語や仕組みが分からない外国籍の人たちにとって、COVICが担った役割は大きなものだとしみじみ感じます。

(みんなの外国人ネットワーク(MINNA)K.M)

2022年3月4日金曜日

日本で生活するために日本語ができればOK!?

はい、

日本語出来るのはOKですが日本語だけではOKではないと思います。
例えば留学生の場合は日本語学校の先生は日本語だけではなく日本の文化や習慣など教えてくれます。なぜ!!?
日本だけに限らずどこの国でも生活するのにその国の文化や習慣(制度)がわからないと言葉だけできても生活するのに問題や不便を感じると思います。
言葉は通じるが文化や習慣がわからないと言葉以外のものが通じないとことがあります。
日本で外国人が言葉はもちろん文化、習慣、情報など何でも学べる・知る・楽しめる、何かあった時に相談できる場所は国際交流協会が一番近くにあるものだと私は思います。
国際交流協会は楽しみながら日本のことを勉強できる場所ですよ。

(コーディネーターS.M)



2022年3月3日木曜日

1回目・2回目接種は、今年9月30日までに

厚労省のHPには、

初回接種(1回目、2回目)の接種は、9月30日までと記載されています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00218.html

逆に言うと、それまでは接種ができるはず!です。

COVIC調べでは、自治体によってワクチンの不足で初回接種を見合わせているところもあるようです。が、初回接種についても厚労省から自治体に、9月30日までは初回接種を実施するように連絡が行っています。

初回接種を接種を希望する方で、接種券を持っていない方は、ひとまず、接種券の申請だけはしておいて、接種できる時期になったらすぐに接種できるようにしておくことをお勧めします。

お困りのことがありましたら、COVICにご相談ください。

(コーディネータ― R.A)

2022年3月2日水曜日

モデルナのワクチン

3回目の接種が始まっていますが、

集団接種会場ではモデルナの接種になる場合が多いようです。
モデルナに関しては副反応が心配、混合接種がよい、3回目も同じファイザーにしたいといった声も聞かれます。
最近のCOVICの相談でもモデルナの話が出ました。
1回目の接種を急いで受けたいという首都圏にお住いの方の相談でした。
居住地では1回目をすぐに受けられる接種会場がなかなか見つからなかったので、ダメもとで自衛隊東京大規模接種会場に聞いてみました。やはり3回目の接種の人だけが対象でした。
コールセンターの方の話では、その理由はモデルナの3回目の接種量が異なるので、間違いがあってはいけないからとのことでした。
1回目の接種が受けづらい状況があります。間違いが出ないようなシステムで運営していただけるといいなと思いました。

 (コーディネーター S.O)

2022年3月1日火曜日

わかる範囲で何でも答えます!

初めて海外に行くという



年配の日本人から「何日そこに滞在できる?」という相談がありました。
話を詳しく聞いてみると、入国に必要な手続きを知らないために、まだしていないことがわかり、その説明をし、滞在可能期間をお答えしました。
日本円が使えないけどどうしたらいいか?という質問が続いたので、お金を両替する必要があることや、海外旅行保険への加入、空港に出迎えがいなかった時の対処法、入国時に用意するワクチン接種証明書、陰性証明書、帰国時の注意事項など、想定できる範囲でわかることは全て説明をしました。
ワクチン接種とは関係のない相談でしたが、相談終了後にとても満足されていました。
どんな方からのどんな相談でも、わかる範囲で答えられるのがCOVICの良いところだと思います。
(コーディネーターY.T.)

2022年2月28日月曜日

COVICはワクチンの相談窓口!

COVICは

外国人のワクチン相談窓口と言いながら何でも相談を受けています。

ここはワクチンの相談窓口ですから答えられないなどは全く言いません。

ワクチン以外の相談が来てもなるべく答える努力をします。ついでにワクチンのことを相談員のほうから確認します。

またCOVIC は外国人の相談窓口ですが日本人相談者からかかってくることもあります。
COVICの大きな目的は外国人・日本人皆にワクチンを受けて貰うことです。

(コーディネーターS.M)

2022年2月25日金曜日

自治体とのやり取りは難しい

英語圏の方々は日本語があんまりできなくても

片言の日本語や英語でなんとかコミュニケーションをとろうとします。
しかし全ての方ではないですが、アジア系の方、少し日本語ができても自分で相談してみようとはあんまりしないような気がしています。
しかも自治体とのやりとりになるとさらに難しくて、日本語がなんとなく理解できても内容がわからないことが多いです。
こういった時こそ外国人相談窓口の必要性を感じます。

(コーディネーター S.M)

2022年2月24日木曜日

アレルギー反応を起こしたことがある人のワクチン接種 対応事例

以前

相談があったケースです。

COVICはワクチンに関する相談を受け付けていますが、その多くは、ワクチン接種を希望して、接種券の申請方法を知りたい人からの相談です。

一方で、ワクチンを接種してよいのか?という、ワクチンそのものに関する相談もあります。

今回の相談は、解熱剤でアレルギー反応を起こしたことがある方からで、ワクチン接種をしてよいのか知りたい、とのことでした。

COVICが東京都の新型コロナウイルスワクチン副反応相談センターに問い合わせたところ、

「解熱剤の名前とアレルギー反応を起こした成分がわかれば、コロナのワクチンにその成分が含まれているか、副反応の相談センターで調べられる。反応した成分がワクチンに入っていなければ接種できる。」

との回答をもらいました。

皆がコロナ禍になって、初めてのコロナのワクチン接種を経験しています。

ワクチンに対する不安をどこに聞いてよいか分からない、ということは、誰にでも起こりえることです。

そんな時に、COVICにつながってくれればと思っています。

(コーディネータ― R.A)



2022年2月22日火曜日

小中学生向けワクチンリーフレット

先日

ある自治体のHPで「小中学生向けワクチンリーフレット」が掲載されていたので、見てみたら東京都教育庁総務部教育政策課が作成していました。

内容はほぼ同じですが、小学生用は一部の漢字にルビがふってありました。このリーフレットは都内の学校に配布したのでしょうか。



そこで、いくつかの県のHPを見てみましたが、若年層向け、若い世代向けなどと情報を提供しているところと全くそういった情報がないところがありました。自治体によって提供する情報にも違いがあるのがとても不思議ですね。

(コーディネーターY.T.)

2022年2月21日月曜日

日本に住む外国人にとっての大使館

少し前に、とある国の駐日大使館に

COVICのバックアップをしてくれているメンバーから直接、ワクチンのことで困ったときはCOVICに相談できることを案内していました。
その大使館経由と思われる相談が、継続して入っています。
海外に住む外国人にとって頼りにするのが、やはり大使館。
その意味で、大使館にCOVICnお案内を周知するのは、外国人に直接届けられる有効な周知方法だと実感しています。

(コーディネータ― R.A)



2022年2月18日金曜日

無症状の濃厚接触者・陰性者も大変ですよ

まず

病気になっていいことは何もないのは当然ですが病気になってない人も大変です。
コロナの場合は感染者が症状があるととても辛いです。
しかし無症状の濃厚接触者・陰性者は病気の家族の看病するのは大変ですがそれより感染しないように看病するのがとてもストレス感じます。
コロナがすぐそこにいることばかり頭に浮かぶから落ち着きがありません。
肉体的に感染してなくても精神的に感染しているような状態です。
なってから大変しかありませんから感染予防しましょう。
(コーディネータ― S.M)



2022年2月17日木曜日

住むところによりワクチン接種ができたり、できなかったり

「アンダーグランド」とも呼ばれる人々、
事情により非正規滞在となり出頭もしていないという立場の人々からの相談が少し増えてきた気がします。短期滞在と仮放免の立場の人への接種が普及し始めて、それらの相談が落ち着いてきたので目につくようになったのかもしれません。

そして接種につながる対応をしていただける自治体が以前より増えてきた気もします。

相談件数が増えたから成功例が増えただけかもしれませんが、自治体の理解が深まっているのであればうれしいことです。

それらのケースを見ていると、ある県では割とスムーズに接種につながる、こちらの地域はなかなか難しい、といった違いも見えてきました。なぜそうなるのか。ケースが少ないので何とも言えませんが、どうしてなのかと思ってしまいます。

非正規滞在の通報よりも感染対策を優先してもかまわないと述べているように読める省庁からの事務連絡。これをどう解釈するかの違いでしょうか。

自治体の長の方針なのか、地域を支える外国人が多いと理解ある対応になるのか、外国人人口が多すぎるとマイナスに働くのか・・・。

(コーディネーターS.O)




2022年2月16日水曜日

海外で1・2回目の接種を終えて来日、3回目の接種券は?

先日、

海外で1・2回目のワクチン接種を終えた人から、3回目の接種を日本でしたい、との相談がありました。

自治体では、2回目までの接種の情報を元に接種券を送付しています。

そのため、海外で2回接種をしてきた人は住んでいる自治体に接種記録がありません。

2回目の接種をした後、他の市町村に引っ越しをした人も同じく、現在住んでいるところの自治体には接種記録がありません。

どうしたらよいのでしょうか?

こちら、厚労省のQ&Aにあるように、自治体に問い合わせて申請手続きをする必要があります。

厚労省の新型コロナワクチン Q&A 

2回目の接種後に引っ越しをしました。接種券は現在住んでいる自治体から送付されますか。

自治体のHPにも、申請方法の案内があるところが多いですよ。

(コーディネータ― R.A)

2022年2月15日火曜日

感染予防対策とは何!!

子供の感染が広がってきたため

気になってネットで学級閉鎖の基準を調べました。
本当に学校は(全ての学校ではなく)その基準に基づいているのかなと疑問に思っています。
何人も感染者が出ても学級閉鎖せずにやっている学校もあります。

しかも感染者がいることすら保護者に知らせていません。
これは制度の問題ですか!人の気持ちの問題ですか!ある自治体に学級閉鎖のことを確認したら人数がまだ少ない、増えないと思う、個人情報だからなど何も根拠のない返事が返ってきました。

感染者の名前を公開無しで学校に感染者が出たと報告しただけで個人情報公開に当たるのかな!!と考えています。

状況をみて何か判断できないですかと聞くとそれは時間かかると言います。対策とは十分広がってからするものなのかなと思いました。
全てが健康の後だと思います、子供の勉強も権利も、健康で居られるのが一番の権利ではないでしょう!

(コーディネーター M.S)

2022年2月14日月曜日

父が3回目のワクチン接種を予約するまで

私の実家の父親のお話です。

少し前に高齢の父のところに、3回目の接種券が届きました。

1回目と2回目は、母と一緒に近くのクリニックに接種をしに行ったのですが、母によると、今回は、そこに行かない、と言い出したそうです。

少しでも早く3回目の接種を済ませたい母は、自分だけ予約をしました。

父はなぜそこに行かないのか?

その会場でワクチンを打ってくれる先生が気に食わないんだそうです。。。

なんという理由でしょうか。

母親が「ワクチンなんて一瞬で打ち終わるし、一緒に行こうよ」と何度言っても聞く耳を持たず、あまり言ってると機嫌が悪くなるそうで、あきらめたとのこと。

そこで、私たち娘が、早く接種してくれないと心配で仕方ない、とちょっと大げさに母から伝えてもらいました。

そうしたら、すんなりと、空きのあったモデルナの他の会場を自分で予約したそうです。

なんと単純でしょうか。

いずれにしても、早く接種してくれて安心しました。

(コーディネータ― R.A)

2022年2月10日木曜日

3回目はどちらを接種するか?

厚生労働省が、モデルナ社のワクチンも3回目の接種に使用できるようになったと発表しました。ファイザー社は1・2回目の接種量と同様ですが、モデルナ社は半量になるそうです。



1・2回目がファイザーだったので、3回目はモデルナにしてみようかなと思いました。しかし、モデルナ社のワクチンは副反応に関して色々あった記憶があり、どうしようかなと思悩んでいたら、次のページに


と書いてありました。これを見るとやっぱりモデルナがいいのかなぁと思っています。でも、実際に手元に接種券が届くのは3月初旬なので、その頃にはまた気持ちが変わっているかもしれません。

こんなことを考えていたら、今COVICに相談してきている人達が3回目の接種をする頃は、COIVCが終了しているので、その頃の相談先はどこが担うのかなとふと思いました。

(コーディネーター Y.T.)




2022年2月9日水曜日

母語で安心

日本に暮らす
外国人にとって母語で相談できることは大きなメリットですが、COVICは基本的にはやさしい日本語で対応します。
言語のサポートが必要な場合は全国のワンストップ相談センターや国際交流協会などにご協力をお願いすることも多く、大変お世話になっています。
日によっては、COVIC内でコーディネーターが英語やポルトガル語、ネパール語で対応できる場合もあります。

先日ネパール人からワクチン接種の相談がありました。日本語でほぼ問題なく話が通じて、だいぶ前に接種券が届いたが、その後に同じ区内で引っ越しをして住所が変わったのでその券が使えるか、接種の予約が大変そう、という不安があることが分かりました。
住まいのある自治体や東京都のコールセンターに問い合わせて、それらの疑問に回答して相談を終了しました。

あとから、その方は前週にネパール語で相談したいと希望された方で、ネパール語のコーディネーターがいる日に改めて相談することになっていた方だとわかりました。
それを待たずに相談をされた理由はわかりませんが、念のため約束の日にネパール語で電話をしてもらいました。すると、アスピリンのアレルギーがあるので接種に不安があること、接種を希望している友人2人がいること、ネパールからの子ども呼び寄せたいということまで話が及びました。

外国人相談では日本語が分かるという人にも可能であれば母語の通訳を同席させた方がよいとされています。
日本語での相談ではわかったと言っていても実は完全にはわかっていないこともよくあり、母語の相談では安心して質問したり問題を打ち明けられることもあります。
この方の場合は日本語では語られぬ不安があったようです。母語の相談のメリットがよくわかる例でした。

(コーディネーターS.O)


2022年2月8日火曜日

つながらない電話

発足の頃

私たちは、COVICのことを「電話1本の相談センター」と言っていました。
相談者とつながるのは03-6261-6356、外国人コロナワクチン相談センターの電話番号だけということです。
その後ベトナムチームのFacebook経由でも相談を受けるようになりましたが、基本はこの電話です。

この番号に相談の電話がかかってくると、その日のコーディネーターの業務用携帯電話につながり、対応が始まります。
相談者に回答するには調査が必要になることが多いので「調べて折り返し電話をします」と答えることが多いです。折り返しの電話は非通知でかけることにしているので、相談者には「非通知ですが電話に出てください」とお願いしておきます。

その日のうちに回答ができる場合はまだよいのですが、調査先の対応を待っていると後日の電話になり、つながらなくなってしまうこともあります。
非通知のため応答しないのか、仕事で忙しいのか、もう用が済んでしまったのか、わからないまま何度も何日もかけ続けます。
相談内容によっては継続対応を一旦終わりにする場合もありますが、非正規滞在で何人もが接種を望んで・・・といったケースとなると心配です。

どの相談事業でも連絡がつかなくなってしまうことは珍しくないかもしれません。ただCOVICはあと2ヵ月で終わるので、やり残しがないように対応を続けていきたいです。

(コーディネーター S.O)

2022年2月7日月曜日

COVIC相談センターの定例会

相談センターの

コーディネーターは1週間に1回定例会をしています。
一週間の出来事や難しい案件などを意見交換しています。
そこでワイワイおしゃべりをすることで、案件対応力が上がります。
そして、もっとも大切なのは、コーディネーターが対応時に感じたモヤモヤをここで吐き出して、こころの掃除をすることです。
コーディネーターの心も大事です
(コーディネータ― M・N)

2022年2月4日金曜日

相談員(コーディネーター)の仕事って…

相談員の仕事は
バラエティーに富んで、毎回の相談が新鮮に感じます。
同じ相談内容でも皆それぞれ条件や状況が少しでも違ったりすることで相談にツイストがでます。
コーディネーターは一所懸命に何でもコーディネートしようとしますができないこともたくさんあります。

その時に本当に自分のことかのように頭に残ったり、もやもやしたりすることがあります。
その反面きちんと相談に乗ることができ相談者が満足してくれれば相談員も大満足します。
相談員って不思議な気持ちになる仕事だと私は感じています。

(コーディネータ― S.M)


2022年2月3日木曜日

阪神淡路大震災の出来事

神戸の震災のボランテイアに2年間かかわりました。

中山手カトリック教会を拠点に避難所の巡回サポートに関わりました。
月日が流れていく中で、避難所を出る人が増えていきました。

最後の最後まで残っている人たちは、平常時も色々な困難を抱えた人たちが多く、丁寧なケースワークで支援を受けてよくやく、前に進んでいかれる人がいました。

ワクチン接種も同じだな、と思っています。

(コーディネータ― M・N)

2022年2月2日水曜日

まだまだ1回目の接種が必要

1月31日の報道によると

東京都は1週間連続で1日辺りの感染者数が1万人を超えるなど、新型コロナの感染者が増加し続けています。

東京都の病床使用率も49.2%と小池都知事が「緊急事態宣言の要請を検討する」とした50%に届きそうな勢いです。

感染者のうちワクチンを2回接種していた人は5373人で、1回も接種していない人が3035人だったそうです。

3回目の接種のために自衛隊の大規模接種会場が再開されましたが、予約はすでにいっぱいだそうです。しかし、COVICにはまだワクチン1度も受けていないが接種したいという問合せがきています。

1回も接種できていない人達が置き去りになりませんようにと願っています。

(コーディネーターY.T.)

2022年2月1日火曜日

COVICの

モットーは、ワクチン接種を希望するすべての在日外国人の方がスムーズにワクチン接種ができるようにサポートすることです。
難しいケースもありますが、無事接種につなげられたときはほっとします。

先日、母国で2回の接種を済ませてから、母親の介護のために来日した短期滞在の方から3回目の接種をしたいという相談を受けました。
母親の住む自治体に連絡をとり、接種に向けて自治体から接種券発行の申請書を送ってもらうところまでサポートしました。
後日別件で電話をする機会があったのですが、ちょうどその申請書が自治体から送られてきた日でした。母親が日本人で申請書の記入を手伝ってくれたそうです。

ちょうど良いタイミングだったのか、COVICで助かった!と何度も言ってくれました。
母親に感染させるのを心配していたとのことでほっとしたのでしょう。
それほど難しいケースではないと思いますが、「COVICに電話する前に、何カ所も電話したけれどだめだった。COVICはエンジェル!」とまで言われてびっくりしました。

どんな組織なのか?とも聞かれました。NPOで公的機関ではない、自由だからできることがあるのかもしれません。COVICの立ち位置を思い返しました。

(コーディネーター S.O.)

2022年1月31日月曜日

在留資格「公用」の人の接種に向けた対応事例

 ワクチンの接種券は


住民票ベースで発送されます。ですので、住民票が登録されないカテゴリーの外国人には、自動的に接種券が送付されません。

日本にある大使館や領事館関係者の在留資格となる「外交」と「公用」の人も住民票の登録がないカテゴリーに入ります。

「外交」と「公用」の人への接種については、厚労省と外務省から都道府県に事務連絡が出ています。

https://www.mhlw.go.jp/content/000763001.pdf

接種券の申請を自治体に行う流れですが、基本的に大使館経由で行い、例外的に個人で行うこともできると書かれています。

COVICに在留資格「公用」で在留している方から、相談がありました。

その方は大使館に勤める兄弟の家族として、公用で滞在していました。

勤務している兄弟は大使館が申請したけれど、大使館に相談したら、家族の分は対応してくれないとのことでした。

ご自身で自治体に問い合わせても、大使館に聞いてください、と言われたそうです。

大使館と自治体の間で、グルグルたらい回しにあってしまいました。

そこでCOVICから自治体のワクチンコールセンターに問い合わせ、このケースを丁寧に説明しました。すると、個人で接種券を申請することができる旨、案内を受けることができました。

自治体からのOKが出たため、後はご本人が自治体に接種券の申請をすることになりました。

外国人は言葉の面でハンデキャップがありますし、自治体の方も慣れない相談ケースです。

実際は、可能であるにもかかわらず、行き違いにより接種できない結論になってしまうのは、残念です。このケースは、自治体の担当者がよく話を聞いてくださり、接種につなげることができました。

(コーディネータ― R.A)


2022年1月28日金曜日

接種券は大事な紙です

接種券のない人たちのサポートをして、接種券の発行をお手伝いしています。

先日、どうしても事情があって接種券を預かって運ぶことがありました。

リュックサックに入れて歩いているとき、ドキドキしました。

ただの接種券、されど接種券。とても大事な紙です。

(コーディネータ― M・N)



2022年1月27日木曜日

接種券の申請から発行 自治体の対応は様々

 外国人の代わりに


その人が住んでいる自治体に電話をかけて、接種券の申請手続きを聞くことがありますが、自治体の対応も様々で面白いです。

窓口に来てほしいという自治体や、必ず郵送で、と言われるところがあります。

また、数は少ないながら、窓口申請した接種券を、その場で発行したり、予約を手伝ってくれるところもあります。

COVICでは、まだ、2回の接種を終えていない人の接種券発行のサポートをしています。

少しでも早く接種できるよう、自治体が早い対応をしてくれると、本当にありがたいです。

(コーディネータ― R.A)

2022年1月26日水曜日

紙のチラシも健在

昨年10月の

COVIC発足に先立ち、全国のワンストップ相談センター、国際交流協会、自治体などにチラシを郵送しました。
ウェブサイトやFacebookなど新しくてアクセスしやすい広報の媒体が増えていく中で、チラシの効果はどこまであるのか見通せない部分もありました。

それでも日本のどこかに送られたチラシが壁に貼られたり、コピーされて配られるかもしれないとも思いました。チラシという実物のアピール度も捨てがたい気がします。

相談を受けるとき、どこでCOVICを知りましたか?と相談者にたずねるようにしていますが、チラシを見てという回答は、FBを見た、知人に聞いたという回答と比べるとだいぶ少ないです。
とはいえ、たまには大使館にチラシが回って、大使館から聞いたという相談者がいたりします。そういう話を聞くとうれしくなります。

今日もいました。大学の寮にチラシがあって、それを見て電話をかけてくれた留学生でした。
緑のですかと聞くと「そう!」という答え。やはり「外国人コロナワクチン相談センター」という緑のチラシを見てくれる人はいますね。

(コーディネーター S.O)

2022年1月25日火曜日

情報収集も大切なお仕事

米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチン(同社提供)
厚生労働省が1/21に5~11歳の子どもに接種する米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンを特例承認したと発表しました。日本でこの年齢層への新型コロナワクチンが承認されたのは初めてで、早ければ3月にも接種が始まる見通しだそうです。今後、厚労省ワクチン分科会で実施要領などの検討をするようですが、専門家の間でも接種の必要性の意見が分かれているらしく、どうなるか注目しています。

もし、予防接種法上で妊婦を除く12歳以上に適用されている「接種を受けるよう努めなければならない」とした努力義務規定が適用されると決まれば、5~11歳の子どもの接種についてCOVICへの問合せがあるかもしれません。

このように私達コーディネーターはワクチンに関する情報収集もかかさず行っています。

(コーディネーター Y.T.)