2022年3月16日水曜日

ワクチン接種証明書発行の対象は?


在住外国人の間でも接種がある程度進み、出国・入国の制限が緩和されてきたので帰国を考える人が出てきたようです。COVICにも接種証明書に関する相談が来ます。

今年1月に、住民登録のない人には発行できないと言われたという話を友人に聞いて不安になった仮放免の人から接種証明書を発行してもらえるか?という相談を受けました。

最近も接種証明の相談があったので、今の状況を調べてみました。

厚労省のサイトを見ると「予防接種法に基づく新型コロナワクチンの接種を受けた方を対象に発行します。」と書いてありました。
1月に調べたときは、住民登録をしている人が対象と言われた気がします。同じサイトにはこのような情報がありました。

新型コロナワクチン接種証明書に関する Q&A(令和4年1月 12 日版)
https://www.mhlw.go.jp/content/000822919.pdf
Q 3-2 日本の住民ですが、外国籍の場合、接種証明書は発行してもらえますか。(12 月20 日更新)

A 日本に住民票がある場合、又は、居住実態があると市町村において認められ、接種券の発行を受けた場合で、予防接種法に基づいて実施された新型コロナウイルスワクチンの接種を受けていれば、国籍・地域を問わずに、申請に基づき発行されます。

住民票がある人に限らず、市町村が居住実態を認めた場合は証明書を発行してもらえそうです。厚労省のコールセンターに確かめたところ「戸籍や住民登録がない人でも自治体がやむを得ない事情があると認めた場合には証明書の申請が可能」といった案内になっているそうです。
1月に問い合わせた時とは異なる回答のような・・・。

短期滞在などの人から接種証明書をとりたいと相談された時には、このQ&Aを念頭に置いて自治体と話をしようと思います。

(コーディネーター S.O)