2021年11月5日金曜日

通話の保留時に流れる曲

ワクチンコールセンターや自治体に電話した時に

必ずと言っていいほどお世話になるのが「少しお待ちください」と言われた後に流れる音楽です。

耳慣れた曲もあるし、何度も聞くうちに自然と覚えてしまった曲もあります。

結婚式の控え室などでよく聞く曲だったり、ディズニーの曲だったりと実にさまざまな曲を保留時に聞いているなぁと思います。

耳に心地よい曲の場合は、さほど待たされた気がしないのかもしれないと思い返してみましたが、長く保留音を聞かされることが多いので、待たされた気がしないと感じたことはありませんでした(笑)。

ちなみに、ある自治体で15分も保留にされていた時は我慢ができず、そっと受話器を置いてかけ直しました。「少しお待ちください」で15分は待たせすぎ・・・と思うのは私だけではないのではないでしょうか。

どんなに待たされても、電話の向こうの方に「待たせすぎ!」という気持ちが伝わらないように、笑顔(相手には見えませんが)で応対することを心がけています。

(コーディネーター Y.T.)

2021年11月4日木曜日

入管からワクチン接種に関するハガキが届いたら

短期の滞在者を対象としたハガキ

先週あたりに、対象者には入管からワクチン接種に関するハガキが届いています。

COVICのセンターには、ハガキが届いたけれど、申請方法が分からない、どこに行けばよいのか?という相談が入っています。

こちらでは、やさしい日本語で、相談を受け付けていますので、ぜひご相談ください。

また、COVICのベトナム語チームでは、ベトナム語での相談も可能です。

Facebookのメッセージにハガキの写真や接種券の写真を送ってもらえば、こちらでもスムーズに調べてお伝えすることができますよ。

ベトナムチーム Facebook https://www.facebook.com/covic.vietnam/

(コーディネーター R.A)

2021年11月2日火曜日

COVICの相談件数

具体な件数は?


9月からトライアルとして運営をはじめたワクチン相談センターですが、約1か月で 125件(10月末時点)の相談を受けています。

多くが、そもそも接種券を持っていないという人たちからの相談です。
自治体による集団・個別のワクチン接種が終わりかけていますが、COVICの相談は減ってはいません。

接種券の発行に苦戦して予約発行してもらっても、その後、接種予約、接種と対応しなければなりません。
ワクチン接種が終わってしまうことを、接種を希望する外国人住民へ伝えなければと、わたしはかなり焦っています!

(コーディネーター M.N)

2021年11月1日月曜日

ワンストップ相談センターへのヒアリング

COVICが設立されて

1ヶ月が経ちました。明日、11月2日(火)には、COVIC設立の経緯を報告する場を持ちます。

連続講座『保健医療分野の外国人対応に関する課題と展望 ~新型コロナウィルス感染症にワンストップ相談センターはどう対応したか~』

スライドをまとめていたら、10月31日時点での「相談件数125件」とありました。1ヶ月の積み重ねが多くの成果につながっています。

日本にはワクチンを打ちたくても、未だ打てない人がいることを皆さんご存知でしょうか。
住民登録がない外国人は、住民登録がないが故に、国・自治体の支援の枠組みの外に置かれがちです。住民登録がない外国人へのワクチンについては、国から接種をするよう通達が出ました。しかし、自治体の中には、イレギュラーな対応に慣れていないためか、接種を断っている事案が発生しています。

私は、かつて、住民登録がない外国人の支援に携わっていた経験があります。国や自治体の窓口での交渉は困難をきわめることが少なくありませんでした。今回、COVICが、住民登録がない外国人をも包摂して、支援をしている様子をとても嬉しく思います。

COVICが、全国各地の自治体、外国人相談ワンストップセンターとつながることで、住民登録がない外国人へのワクチン接種という具体的な成果が開設以来、着実に出てきています。

ワクチン接種は一つのゴールでもありますが、同時に新たなスタートでもあります。住民登録がない外国人がなぜ存在するのか、また、私達に何ができるのか。そのようなことを考えるきっかけに出来たらと思いながら、少しだけ事業をお手伝いしています。

(ワンストップセンターヒアリング担当 J・K)

「ボランティア」って?

「情けは人の為ならず」。

本来の意味とは正反対の使われ方をされている格言の一つとして上げられます。情をかければその人の為にならない、という間違った使い方をしている人も多いようですが、人に情をかければ巡り巡って自分にとってもよいことがある、というのが本来の意味です。

英語のプロバーブ「Today you ,Tomorrow me」も「情けは人の為ならず」と通底するものだと思います。世界各国、同じような格言、表現があるのではないでしょうか。

私はこうした表現がボランティアの精神の淵源(えんげん)になっているのではないかと思っています。困っている人に対し、何か手助けしようという気持ちは、人間、古今東西変わらないもので、日々の暮らしの中からこうした思いが生まれ、言葉が生まれたのだと思います。  

ボランティアは、決して特別な行為ではなく、日常の生活の中でこれまでの人間の営みの中でごく自然にしてきたことだと思います。

COVICのプロジェクトも「情けは人の為ならず」です。

国際活動市民中心(CINGA)代表理事     大久保和夫