2021年12月17日金曜日

接種にたどりつくまでが大変

ワクチンを接種したいと思っても

   
   
短期滞在の方達は住民登録がないために、まず接種券の発行申請をするところから始まります。役所や保健所で申請書を入手し、記入後に本人確認のためのパスポートと居住証明の書類を申請書と一緒に提出します。日本語があまりできない人達は申請書の記入でつまずきます。さらに居住証明書類として公共料金の領収書や賃貸契約書を求める自治体が多いので、ここでもつまずきます。本人宛の郵便物などで良いという自治体もあれば、それでは証明にならないという自治体もあり、対応も様々です。申請書の受付は郵送でのみという自治体がほとんどで、時間がかかります。申請書を提出し、接種券が発行されるまで、早いところは翌日、遅いところは1週間程度で、時間がかかります。接種券が発行されたら自宅へ郵送なので、ここでも時間がかかります。接種券が手元に無事に届けばいいのですが、何らかの理由で届かなくて、再度申請手続きが必要と言われた人もいます。

「早く接種したいのに、どれだけ待てばいいの?」という声が聞こえてきています。

そして、やっと接種券が手に入っても、次は予約の壁が待っています。

1回目、2回目の接種が終わりつつありますが、まだ接種できていない人達からの相談が日々きています。COVICはできる限り各地域のワンストップセンターと繋いだり、私達が直接対応したりと、接種を希望する外国人がスムーズに接種できるように支援をしています。


(コーディネーター Y.T.)